2013年12月30日

法人会の活動

事業を営んでいる人が、「法人会」と聞けばまず「あの、税金の会」と思い浮かべる。
そのくらい一般的である。

私も会社で管理部門の担当が永く、瀬戸旭法人会に随分お世話になった。

昨年、NPO法人を立ち上げたところ、早速事務局から入会案内があった。
いまのところ納税は発生していないが、お付き合いということで入会した。
おかげで法人会の行事案内や広報誌を送ってもらっている。

各地区の法人会の上部団体である「全法連」(正しくは、公益財団法人全国法人会総連合)発行の広報誌をみると、各地の法人会が、実に多様な活動をやっていることが分る。

新年1月号では、「法人会の婚活支援U」という特集が組まれていた。

それによると、全国各地の法人会の30ケ所以上で「婚活イベント」が行なわれている。
そしてその内容も多彩なようだ。

《実施会のほとんどが単位会で、自治体から助成をうけていないところが多いため、事業の自由度は高く、イベントも多種多様。

多くの会で婚活イベントへの参加者を従業員ら法人会に絞る、企業間交流事業を活発に行なっている。》(記事より抜粋、以下略)

瀬戸の場合、税務署の管轄地域で法人会が組織されており、瀬戸市と尾張旭市がそのエリアとなっている。
法人会にも青年部があり、そこでのイベントは子ども対象のものがある。

一方、婚活イベントは商工会議所の青年部が二年ほど前から主催している。

瀬戸市が元気になってゆくためにも、こうした「団体の活用」は必要であろう。

イベントを企画する場合、全市民を対象とすることがいいことだと思いがちだが、それは違うようだ。
先の広報紙の記事にあるように、「従業員を対象」という絞込みは、狙いやその後のフォロー、あるいは継続性という点でいいと思う。

大いに参考にすべきだ。

戦後の20年代に、いろいろな思惑で発足した組織が多くある。
今思うに、発足当時の狙いとは明らかに変化してきている。

現代から未来にかけて、団体のあり方を見直し新しい活動へシフトする時期が来ているように思う。
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2013年12月18日

市民憲章の推進

全国の多くの市では「市民憲章」が制定されている。
市制の周年事業の一つとして制定されたところも少なくないという。
我が瀬戸市も市制50周年の時に定められた。

そのこと自体特に問題ではない。
しかし、市民憲章制定後の活動という事になると各市千差万別のようである。

聞くところによれば、「市民憲章推進協議会」なる組織が各所にあり、その全国組織(連絡協議会)もある。
そのほとんどが「行政組織内に推進事務局」をもち、自治体経営との整合をはかりながら憲章の推進運動を行なっているようだ。

瀬戸市では100%民間でこの推進組織を立ち上げた。
とても大きなことだが、その勇気に敬意を表し、できる限りの応援をしようと思っている。

とは言っても、具体的に「何をするのか」が、まだハッキリしていない。
当面は志を同じにする「同志」を集める事になるが、その過程において「活動目標や計画」を策定する事になろう。

外部に広報しての最初の会合が昨晩開かれた。
集まったのは全部で10人。

いろいろな意見交換をしようと考えていたが、食べながら、飲みながらだと4〜5人がいいと感じた。
昨晩の10人だと、一人の発言に9人全員が注目するのは難しく、隣同士などで異なる話が始まってしまうのだ。

食べながら、というのはいけないわけではないが、少し工夫が必要のようだ。

でも、回を重ねればかなり面白いものがアウトプットできそうである。
とにかく第一歩を踏み出した。

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2013年08月12日

地域の行事

今の時期、各地で夏の行事が真っ盛りである。
こうした地域の行事に、企業としてどうすべきであろうか。

大企業では、自社でもつグランドなどを開放し、そこで地域の人たちを巻き込んでの行事をされていることをよく聞く。
でもそれは、企業が主体性をもっての行事であり、ある面「広報活動」の一環といえなくもない。

そうした行事ではなく、昔からある地域の行事に企業としてどうかかわるかという問題である。

「町内会会費を納めている」「お祭りにお供えをした」「花火などの協賛をした」などなど、いろいろな行事への「協賛」という関わり方もある。
しかし、本当にそれでいいのだろうかと思っている。

随分前に「企業市民」という言葉がはやった。
そしてその後、「企業の社会的責任」とか「社会貢献」ということがいわれている。

企業は「自身の事業を通じて社会に貢献するのが本来」ではある。
しかしそれだけでいいのだろうか。
地域ともっと深い関係性を持つべきではないかと思う。

規模の大小にかかわらず、少しだけ地域に気遣いする気持ちを持つだけで違ってくるように思う。
その上で、「協賛」もすべきであろう。

「仕方がないから・・・」という後ろ向きな気持ちでは喜ばれないのではなかろうか。

今週末、水俣に出かけるが、地域の祭りである「桜ヶ丘観音祭」の準備(力仕事)の多くは河村電器水俣工場の社員が担当している。
こうした協賛の仕方は、モデルの一つだと思っている。

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2013年07月30日

キャリア教育再考

昨日、福井市の清川メッキ工業株式会社に行ってきた。
目的は「キャリア教育の推進状況視察」であった。

この会社はキャリア教育の分野では群を抜いて素晴らしい活動をされている。
数年前に、「企業の教育CSR」というファーラムでこの会社の専務と一緒したことがある。
その時の発表もユニークで素晴らしいものであったが、私としてはもう少し経営の根本のところが知りたかった。

昨日、その思いがかなった。
午前11時に到着し、説明から昼食をはさんでの工場見学、その後、福井市商工会議所青年部の方々も入っての意見交換会。
終了したのが午後4時だったが、その間専務は一時も中座されることもなく一緒であった。

このキャリア教育に並々ならぬ情熱を持っておられることを改めて感じた。

一番印象的なのは、「キャリア教育の王道」を感じた。

今、我々(瀬戸市のキャリア教育)が取り組んできる教育の中心は「職場体験」というものだ。
瀬戸市では中学2年生に対し、「進路指導」の一環として「職場体験」が以前から行なわれており、キャリア教育が登場したとき、スムーズな導入ができた。

それは、「職場体験」の実績があったからであろう。

しかし、この職場体験というのは「キャリア教育の一環」であり、その狙いとする「働くことの意義」とか、「仕事の面白さや難しさ」を本当に理解させているかといえばそうとはいえない状況にある。

我が社でも同じである。

中学2年生を受け入れ、まるで「アルバイト」のように使っているのではなかろうか。
あるいは、仕事の意義や面白さを伝えて入るのだろうか?
こんな反省と疑問が湧く。

清川メッキ工業の「キャリア教育の思想」は素晴らしいと思った。
『地域で「生き抜く力」を協働で育てる』という理念を持って進められている。

ここでいう「生き抜く力」とは、まずは「働くこと、仕事をすることの意味」をキチンを教えることである。

私は、どんな企業でもできる「地域貢献(投資)」こそが「ひとづくり」であると思っている。
自社の人材育成はもとより、地域の子供たちにその機会を用意し、自ら実践をしていること。
このことがキャリア教育の根幹にあることが素晴らしいと思った。

そしてこれこそが「王道」だとも思う。

瀬戸市も、我が社も再考が必要だ。

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2013年05月31日

講話の依頼

東海市倫理法人会から、モーニングセミナーでの講話の依頼があった。
倫理法人会では、依頼やお願いがあったときは、すぐに「ハイ!」と応えなさいと教えられており、即座ではなかったが受けることにした。

「どんなテーマで?」と尋ねると、「お任せします」との返事。
一番困るケースである。
要望されたことに全て応えられるわけでもないが、言ってもらえれば要望の輪郭だけはわかる。
しかし、「お任せします」というのは、当方の問題意識を問われているようで、頭を悩ます事になる。

更には、来週月曜日には「講話テーマ」を知らせて欲しいという。

そこで昨日の午後、あれこれ考えてみた。

倫理法人会のセミナーというのは、今まで経験してきて概ね二つのパターンがある。
一つは、倫理の実践体験報告である。
純粋倫理と出会い、こんなことを実践したらこのように変わったというもの。

自身の人生、家庭のこと、あるいは事業に関するあらゆる場面での「実践体験」である。
これはこれで参考になる。

もう一つは、この倫理運動の創始者である丸山俊雄氏の確立した「原理原則」などの解説や所見などである。主に、倫理研究所の研究員による講話である。

私のスタイルは、少し違っていて、今までの人生経験を「純粋倫理の原理や、著わされている文章(「万人幸福の栞」など)で検証」してみるという内容である。

本来は「実践報告」であるべきだろうが、まだ倫理法人会に入会して6年、倫理の実践といっても「朝起き」と「返事・挨拶」くらいのものだ。
それによって何かが変わったというのは(実践が足りないといわれるかもしれないが・・・)大したことではない。故に、「経験の検証」というパターンで話している。

そんな訳で、依頼された講話は「働く喜び」というテーマで、学校を出てすぐに就職した2年間の会社勤めと、その後使用してもらった河村電器での45年間の比較をしてみようと思っている。

レジュメはこれから作るつもりだ。

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2013年05月09日

教育CSR

昨日、瀬戸キャリア教育推進協議会があり、昨年度の実績報告と本年度の計画を承認した。

協議会は平成17年の発足であり、当初より関わっており、今日の充実振りに感慨もひとしおである。

キャリア教育の一環である「職場体験」も、昨年度も多くの企業に受けいれてもらい、関係者の一人として喜んでいるが、まだまだ「地域の人づくりへの参画」が少ないように感じる。

「教育CSR」という活動がある。
それほど昔からあるわけではないが、企業の社会的責任(CSR)を果たすことの一つとして「教育活動への参画」というものだ。

私自身は数年前に東京で開催された「教育CSRフォーラム」にパネラーとして参画したことがあり、その時はじめて「教育CSR」なるものを知った。

「教育活動への参画」といってもその内容は様々である。
この活動に積極的に取り組んでいるのは、いわゆる大手企業だが、中小企業でも是非行なうべきだと思う。

目の前にある生産活動のみに囚われている企業が多いが、もっと社会貢献という視点をもつべきだ。
企業にとって、「生み出す財」(製品やサービスなど)をもって社会に貢献するのが第一の責任だが、培った技術、持っているモノや施設などを使って社会に貢献するというのも重要だ。

これは、私企業といえども「社会の公器」という考え方が持たないとなかなか気がつかないものだ。

瀬戸市では、「みんなで地域の子どもを育てよう」という考え方のもとでキャリア教育が進められており、企業の姿勢一つで、いろいろなことが可能である。

ひるがえって我が社のことを考えてみるに、先ずは施設の利用提供である。
食堂、グランド、ショールームなど、教育的観点での利用方法は数かぎりなくあるだろう。

また、「実験室」や「工作室」など、夏休みや冬休みに「子ども実験教室」とか「子ども工作教室」として利用してもらうことが可能だ。

更には、いろいろな「出前授業」もできる。
電気に関わること、モノづくりに関わることなど、自社の専門分野のことをアピールしようと思えば、あらゆることが「学びの対象」となりうるのである。

やはり、なんと言っても働く社員が「世のため人にためになりたい!」という気持ちにならなければならない。

企業の社会的責任(CSR)というと、些か構えてしまうが、「地域の人づくり活動への参画」と考えれば、もっと前向きに取り組めるのではなかろうか。

posted by 伊藤保徳 at 10:12| Comment(0) | 社会貢献 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月16日

環境教育

一昨日水俣で太陽光発電所の開所式に出席した。
ご来賓や関係者が集まり、神事、式典と続きその後発電所の視察と共にショールームも見てもらった。

夕方から祝賀パーティーがあり、冒頭水俣市長から挨拶があった。

水俣市はその昔「チッソの町」だった。
しかし、そのチッソの工場廃水が原因といわれる「水俣病」が発生し、水俣市民は大変な苦労を強いられてきた。

そんな中、熊本県から工場誘致の話をもらい、工場を操業して35年になる。

市長は、当社の水俣市への貢献を幾つか述べられた後、「水俣市は、環境都市として生まれ変わろうとしている。そんな中、環境問題のシンボル的なクリーエネルギーの発電所がこの水俣にできたことはまことに喜ばしい。併せて、ショールームは環境教育の拠点として、今後活用させていただけたら有難い」、と話された。

宴が始まってから、市長と話をさせてもらったが、これこそ会社が地域にできる貢献の一つである。

しかも、水俣市が目指す方向に合致しており、大きな効果が予測される。

これをキッカケに、各地の工場も同種の検討をしたほうがいいと思う。

何も発電所をつくれというのではない。
ショールームや食堂を整備しつつ、地域に解放することにより、「地域が望んでいること」が具体的にわかってくるのではなかろうか。
そんな中から、できることから一つづつやっていけばいいと思う。

地域貢献は、決して派手なものではなく、地味で継続的な取組みである。


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2013年01月12日

NPOの支援

1月11日の中日新聞に、「社員のNPO支援後押し」という記事があった。
内容は、企業が「プロボノ」と呼ばれるボランティア活動を広めようと、大手企業の社会貢献担当者らが組織を立ち上げる、というものであった。

まずは「プロボノ」ですが、「社会貢献とかNPO関係」の人はよく知っているが新聞にも「用語解説」があった。
【プロボノ】
《「公共の善のために」を意味すラテン語「pro bono publico」の略。
米国で弁護士らが知識を生かして始めたボランティアが発祥で、2000年ごろから他職種に広がった。

日本では現在、プロボノ団体に個人で登録するか、企業が団体と連携して社員の活動を支援し、NPOを支援する例が多い。》

言うなれば、企業の社会貢献事業の一つであり、社員がボランティアに参加することで成長も望めるとして積極的である。
但し、大企業である。

経営の第一線にいた2年前までは真剣に考えていた事項である。
大企業だけではなく、中小企業でも取り組むことができないものかと模索していた。

結局は「子供たちのキャリア教育支援」くらいしか実現できなかったが、これは「プロボノ」の拡大解釈だと思っている。

さて、記事にある「中部プロボノセンター」であるが、世にある数多くのNPOにとっては朗報だと思う。そもそもNPOというのは、「思いばかりが強く」、組織活動や運営は二の次になっているところが多い。

弱いところは、「会計」と「広報」のような気がする。

この分野の専門家は大企業なら沢山いると思う。
NPOは大いに活用するべきだ。

私自身、昨年8月にNPOを立ち上げたばかりである。

まだ半年にもならないが、「NPOとは自分たちだけで課題解決をしようとするのではなく、いろいろな分野の専門家の知恵をうまく活用しながら前に進む活動」だと実感している。

21世紀、非営利法人(NPO)が社会で重要な役割を担うと思っている。
現在、活発に活動しているNPOは、「官からの補助金事業」が多い。
しかし、今後は「事業費を自ら稼ぎ出しながら社会貢献をするNPO」が増えることであろう。

我がNPO(「せとルネッサンス」)もそこを目指したい。

posted by 伊藤保徳 at 06:00| Comment(0) | 社会貢献 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月11日

防災立国

新聞には広告を含め、おびただしい数の書籍の紹介がある。

本屋や図書館で、背表紙だけで選ぶのとは随分違って、付帯情報も選定の参考になることは事実だ。
新聞の書評欄や書籍広告は比較的キチンと見ている方だと思うが、それを見て、何となく読んだ気分になる本も少なくない。

購入し、是非読んでみたいと思う「情報」(書評や広告)は切り抜いておくが、時間の経過と共に興味がなくなてしまうこともある。
あるいは、興味はあるが何となく買いそびれてしまっているものもある。

今、手許に1枚の切抜きがある。
新聞の書籍広告である。

東日本大震災が教えた日本再生の道
『五強』防災立国論

こういう名の本である。
著者は佐藤のぶあき氏(参議院議員、筑波大学客員教授)で、産経新聞出版の本である。

書籍の広告文は次のとおりである。
《あのとき、現地では何が起こっていたのか そのとき国会は何を討議してたのか リーダーシップなき災害大国の実態を 克明に描いた国会議員のインサイドレポート
国土を知りぬいた男が 日本再生へ「五強」で挑む

「強い絆」人々のつながりや良き国民性
「強いインフラ」多重防護の命の道
「強いふるさと」強い基礎自治体と健全な地元建設業
「強いリーダーシップ」プロ組織を動かす指導力
「強い制度」国難に対応できるシステム

想像するに、先の大震災を契機に、我が国のいい処は更に強化し、問題のところは改善し新しい国づくりを進める、という内容のようだ。

「五つの強さ」について全体的には異論のないところだが、しいて言えば、「強いインフラ」と「強いふるさと」のところは詳しく読んで見たいものだ。

政治家が、こうした自論をどんどん発表すればいいと思う。
自論が世にさらされ、ますます現実性を高めて行くことこそが重要である。

国民の声を聞く。
この声に応えつも持論を述べる。

こういう草の根活動で国づくりを進めるべきであると思うが・・・。

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2012年06月11日

防災学入門

昨日の日曜日、地域活動の一つである「親子農業体験・本地の米づくり」がスタート、まずは田植えを行なった。今年で12回目となるが、例年に比べ参加者が少なめであった。
継続事業だが、内容の見直しが迫られているような気がする。

この事業の今後については改めて考えたいと思っているが、今回の話題は「避難学」についてである。
「親子農業体験事業」の集合場所である「本地会館」で、興味深い資料を見つけた。それが「まんが・避難学入門」である。

20ページの小冊子であるが、「ゴミ箱行き寸前」の様子だったのでもらってきた。

表紙をめくり、最初の見開きページに地震の発生から三日目以降・・・という「地震対人間の時間割り」と題したマンガがある。
これが実にわかりやすい。
市民目線での説明である。

《地震発生》
・激しい揺れ
 【命】を守る! まず身の安全
・揺れがおさまる「阪神大震災で約20秒後、関東大震災で約2分後」
 【家】を守る! 火の始末・初期消火
・外へ出て状況の確認「約15〜20秒後」
 【町】を守る! 近所の人たちと助けあい
・家族・知人の安全確認「約半日〜1日」
 緊急対策
・とりあえずの生活「約半日〜」
 生活を守る とりあえずの衣・食・住
・復興 「三日位から」
 じょじょに復興

そしてこの小冊子の説明がある。
《本書は関東大震災、そして戦災の悲惨さを身をもって体験した籏野次郎(1911〜1997)が一生かけ研究した「避難学」を分かりやすくマンガ化したものです。》

俄然興味が湧いてきた。
次の水曜日に予定している「瀬戸を語る会」のテーマは、「安全・安心社会」でズバリ防災(減災)の内容である。
既にレジュメは用意したが、このマンガ本の内容は是非盛り込もうと考えている。

それにしても凄い社会貢献活動である。


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2012年05月24日

防災教育

1週間ほど前だったと思うが、日経に「大学生にも防災教育」という記事があった。

東日本大震災により防災意識が高まってきており、防災教育の取組みが広がっている。
大学では、小中学校や高校に比べてこの種の教育は手薄だったようで、必修科目にするなどの取組みが始まっているようだ。
それはそれで意味あることだが、何か「一種のブーム」のような気がしないでもない。

私は国を挙げてこの防災教育に取り組むべきだと考えている。
防災を分けて考えると、「備え」と「対処・復旧」ということになろうが、この事について「自分自身で行なうこと」「協力し合って行なうこと」そして「行政のすべきこと」を明確にし、それを国民全体に浸透させることが重要である。

「大変だ、大変だ」と、騒ぐ割には自分自身が取り組まねばならないことがおろそかであったり、全てを「公」に期待している人たちが少なくない。

「自分が行うべきこと」というのは、自己責任感を育てることになる。
「協力して行なうこと」が明らかになれば、その昔あった「向こう三軒両隣」が復活、コミュニティーの強化にもなる。
地域内のコミュニケーションが格段に高まるであろう。
そしてそれは、「公」への過大な要求の抑制にもなる。

一方、人間社会において、良好な生活を営むには「立場ごとの役割」を完遂することだ。
大人と子供、男性と女性などにより、果たすべき役割は大きく違う。
この点も教育の中に加えるならば、日本人の美徳とされていた「修身」にちかい考え方が復活できるようにも思う。

こう考えてくると、「防災教育」という切り口ながら、「日本人の心の復興」を目指すようなことになる。

だからこそ、国を挙げて取り組むべきである。
政府が大号令をかけ、災害に強い国づくりを目指したいものである。
具体的には、全国の市町村で実情に合わせた計画にすればよい。

自然の営みに技術(ハード)で対応するという防災ではなく、人の知恵とか絆で「防災や減災」に取り組むべきであろう。

神代の昔から、自然と共生してきたのが日本人であり、こうした対応こそが日本人らしいものといえよう。
るからできると思う。

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2012年05月22日

やきもの文化教室

私は現在瀬戸北ロータリークラブに所属しているが、次年度は社会奉仕委員会を担当することになている。

本部では、各地のロータリークラブが地域の特長を生かした社会奉仕活動を推奨し、補助金制度もある。その制度を利用するためには、計画を先行させなければならず、次年度(7月1日から)の実施計画の企画や準備を進めているところである。

今月に入り、補助金も決まりいよいよ具体的な活動に入った。

行なう事業は「やきもの文化教室」と銘打ち、親子で「やきもの文化に親しんでもらい郷土を好きになってもらおう」という企画である。
小学生を対象とし、親子100組を愛知陶磁資料館で「こま犬づくり」と「館内見学」を行なう予定である。

ポイントは「親子で同じことを実施すること意義(相互理解の促進)」と「日本一の陶磁資料に触れること(やきもの文化の理解)」である。
ただ、、愛知県陶磁資料館に出かけ、こま犬を作り、資料を見て帰るだけなら「イベント」に終ってしまうが、もう一つ仕掛けを用意している。それは、来年の「せと陶祖まつり」での展示会である。

粘土で狛犬を作り、乾燥させて焼きあがるのに一ヶ月位かかると思う。
出来上がった陶製こま犬を、つくった人にそのまま渡すのではなく、4月に予定されている陶祖祭りに展示する予定である。

陶祖(通称、藤四郎さん)は深川神社に祀られているが、そこには藤四郎作といわれる「陶製狛犬」がある。(重要文化財)その関係から「親子でこま犬をつくり、披露する」ことにした。


一番心配なのは「参加者」である。
参加者募集のチラシデザインも出来上がり、6月から募集を開始する。

瀬戸の子供たちがやきもの文化に触れ、郷土の理解を深め誇りに思ってくれるようになったり、関係する仕事に興味を持ってくれたらありがたい。
できることならこうした事業を継続的に行い、瀬戸らしい文化の醸成に尽くしていきたいものである。


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2012年04月18日

ロータリーのテーマ

瀬戸北ロータリークラブに入会させてもらってもう5年になる。
入会以来、ロータリーの崇高な理念に触れながらも、なかなか具体的な活動に取り組めずにいる。

実際のところ、まだその内容がよく理解できておらず、先輩達の言動にしたがているというのが実態といえる。
事業年度は6月末までであるが、この時期、既に次年度の諸事業が始まっている。
次年度、つまり本年7月から始まる新年度だが、国際ロータリーのテーマは「奉仕を通じて平和を」である。この交際ロータリーのテーマに基づき、世界の各地域、そして地区ロータリークラブへと展開されてくるのである。

次年度の国際ロータリー会長は埼玉の田中作次氏である。
印刷物では本年1月以降いろいろなところ拝見したが、先の日曜日、ビデオで始めてみた。国際的な会議での挨拶であった。
日曜日は、次年度のための地区協議会という重要な会議であり、会長の挨拶内容は資料として印刷されていた。素晴らしい内容であった。

その中からごく一部分を紹介する。
《ロータリアンになるまで、私の目に入っていたものと言えば、仕事、家族、顧客、競争相手など、身近なものばかりでした。(中略)
しかしある日、推薦を受けては八潮ロータリークラブに入会しました。2年後、ある方が例会に来て、職業奉仕についてお話をしてくださったのです。

私は、その日から少しづつ変わっていきました。収入や、売上を増やすことや、自分の会社を他の会社よりも良くすることだけでなく、人として、職業人として、もっと高い目的を持って人生を送りたいと思うようになったのです。

そしてそのために、ほかの人たちに役に立つことが、私にとって人生で最も大切だと思うようになりました。

更に私は、どんな些細なことでも、人を助けることがいずれは平和につながることに気づきました。》(以下略)

挨拶のほんの一部だが、テーマを理解するうえでの言葉として、重要な部分だと思った。

こういう境地にはなかなかなれないが、近づく努力をしなければならないと思っている。

ことの大きさに関係なく、人が喜ぶこと、世間のためになることを積み上げていくことであろう。


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2012年04月17日

地域発展の原動力

我社は瀬戸で創業して90年以上になる。
地場産業である「陶業」に属し、やがて電気産業分野そして情報機器産業へと進化してきている。今でこそ、規模も国内全域、生産工場を上海に持つまでになったが、忘れてはならないのは育ててもらった地元への感謝の念である。

私自身、瀬戸で生まれて瀬戸で育ったこともあり、ごく自然に地域づくりに参加してきた。既に二十数年になる。いうの頃からか、企業としての地域貢献も考えるようになり、我社としてできる限りにことはしてきている。
しかしよく考えてみるに、その多くは受身での対応であり、果たして本当に望まれていることであたかどうか。企業としての社会貢献を真剣に考える必要性を感じている。


二ヶ月ほど前のことだが、日本経済新聞1面のコラム『春秋』で、地域発展の原動力が取り上げられていた。まちづくりの参考として保管してある。(2月27日朝刊)

ここで取り上げてあったのは、7年前、ハリケーン襲来で土地の8割が水没した米国ニューオリンズ市の変貌振りを取り上げていた。
人口当たりの起業家数は災害以前に比べ倍増、人口も災害直後半減したものの8割近くまで戻ったという。その復興、発展の原動力について触れていた。

原動力は二つ。
「コミュニティー」と「他の町の若者」だという。

「コミュニティー」というのは、復興や発展を「民主導」で行なったということ。小さな地区ごとで集会を開催、今何をすべきか、今何が優先されるべきかが話し合われたようだ。その決定に基づき、民の力が結集できたようだ。
地方自治の目指す姿だと思う。

もう一つの「他の町の若者」ということだが、とにかく優秀な学生や中堅ビジネスマンをどんどん呼び、寄付で集めた資金を彼らの小規模事業に投資したのである。投資をした起業家数は2千5百以上という。
昔から、町おこしは「若者、よそ者、変わり者」といわれるが、その見本のような話だ。

さて、このニュージャージーの事例、我々企業にとって大きなヒントのような気がする。
コミュニティーへ、企業市民として参加できるかもしれない。「小規模ビジネス」に対し、いろいろ支援できるかもしれない。

小規模ビジネスを「コミュニティビジネス」「ソーシャルビジネス」だとすれば、自社からどんどん起業家を生み出すことも可能かもしれない。
それをワークライフバランスに結びつけることも可能かもしれない。


こんな可能性を考え、企業の社会貢献をもっと積極的に取り組んではどうだろうか。


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2012年04月02日

環境未来都市

3月30日に東松山市に訪問した。
市役所2階の会議室(つい最近まで災害対策本部)で、阿部市長から災害の状況や、復旧・復興の実態についてうかがった。

事前に調べたり、承知していた情報とは随分イメージが違った。
やはり「現場」である。
現地で当事者から話を聞くことはきわめて重要であることを改めて認識した。

さて、事前の情報で東松山市が「環境未来都市」に選定されたことを知っていた。
3月5日の日本経済新聞に大きく報じられていた。
東松島市に訪問する予定を持っていなければ見逃していたかもしれない。

「環境未来都市」とは、政府が推進する構想で、2010年6月にまとめた新成長戦略「『元気な日本』復活のシナリオ」の中で、「地方から経済社会構造を変革するモデル」として盛り込まれた施策が基となっている。

また、環境未来都市は「都市全体を輸出パッケージとして」国内外に普及展開できるものとするため、先進的な都市・地域に集中的に投資を行ない、成功事例を作ることが重要な目的の一つになっている。

そのために、全国から公募を行ない全11の都市・地域を環境未来都市として選定した。(昨年12月)
この内、6ヶ所は東日本大震災の被災地であり、東松島市もその一つである。


東松島市の「タイトル」は・・・
『東日本大震災からの復興・・・あの日を忘れずともに未来へ東松島一新・・・』
選定理由として以下のコメントがあった。
《地域のニーズを把握するための遊民参加プロセス、デンマークとの密接な協力関係など、今後の取り組みの推進に当たって重要な要素について、先駆性を有する提案であり、将来のまちづくりのモデルになると考えられる。》

東松島市に訪問したおり、環境未来都市に関する質問する時間がなく、ほんの立ち話でしか聞けなかったが、相当に注力したい考えのようだ。

宮城県全体としては『エコタウンの形成による復興』を村井知事が表明しており、この面での関わりにも注目していきたい。

こうした活動に参画したり支援することも「復興支援の一つ」になると思う。
会社としても機会として捉えたいものだ。



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2011年11月22日

キャリア教育

瀬戸市のキャリア教育はその内容が先進的な取組みだとし、各方面から注目を浴びている。
我社も積極的に関わろうと、小学校高学年を対象にしたワークショップ「カイゼンセミナー」を担当している。

このセミナーは、もともとトヨタさん関連の会社が作られたセミナーだったが、費用などの関係から1年で終了、その後我社が引き受け内容も大きく変わったものになった。

担当しているのは工場関係の若手社員だが、前年度の反省をもとに改善を加えていったところ、今や始めた頃とは大きく変わったといえる。

キャリア教育は「社会貢献」の一つとして始めたが、今や、我社社員の「育成機会」の一つになっている。

昨日、瀬戸キャリア教育推進協議会の実務者会議があった。
その会議が終わってから、コーディネーターから嬉しい報告をもらった。

会議の中で、小学校の校長先生から、「普段目立たなく、成績もパッとしない子がキャリア教育では目を輝かせて取り組んでいる。そうした子ども達を何とか評価してあげたいが・・・」と、発言があった。
それを聞いていて、「よくやった子どもは褒めてあげることがいい」と考え、そんな提案もした。

そして会議が終了し、コーディネーターと話をする機会があり、「カイゼンセミナー」でも表彰を考えてはどうか、と話してみた。
すると、「もうやっていますヨ」との返事。
更には、講師を務める社員への事前研修で、毎年、何か新しいことを付け加え、もっと子ども達が楽しく学べる方策を考え、実行してもらっているとの返事があった。

「カイゼンセミナー」を会社で引き受けた頃は内容についていろいろ関わったが、数年前から担当者任せになっている。
人事部の女性社員に担当してもらっているが、コーディネーターから褒めてもらった。
とても地味ではあるが、大きな貢献力になっている。
感謝したい。

今後益々依頼は増えると思うが、「カイゼンセミナー」の進化とともに、新しいプログラムを開発してもらいたいとも思う。


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2011年10月13日

瀬戸を語る

9月から「瀬戸を語る会」を主宰し、昨日第2回を開催した。

これは、本社所在地の瀬戸市を何とか元気にしたい、という思いから始めたものである。
我社河村電器は、この瀬戸市で創業したが、地場産業である窯業の「電磁器」をそのルーツにしている。
考えてみれば、瀬戸市に大変世話になっているし、いろいろな意味で育ててもらったといえる。
その瀬戸が元気がない。

企業市民として、その責任は果たしていると思うが、もう一歩踏み込んで、瀬戸を元気にする方策を考え、それを世間に問うていこうと「瀬戸を語る会」を立ち上げた。

当面は我社の社員を対象にして進めるが、徐々にその輪を拡げようと考えている。


約1時間の会合だが、内容は3つに区分している。
「はじめに(トピックス)」では、我社を取り巻く環境や経営に関する話題などを述べる。
二つ目は「今月の学び」と題し、私が参加している二つの勉強会(倫理法人会・経営者モーニングセミナーなど、瀬戸木鶏クラブ)で学んだことや印象的な「内容や言葉」を解説している。

3つの内2つは「ビジネスマンとしての教養とか情報の提供」である。

そして最後がメインで、「瀬戸を語る」になる。
今回(10月12日)は、「せともの祭りを考える」と題し、@せともの祭りの思い出 A今年のせともの祭りの感想 Bお祭りの考え方 Cせともの祭りの問題点 D新しい祭りづくり について所見を述べた。

これらに対し、質問や意見をもらい「終了」となった。

「瀬戸を語る」がメインであり、これから1〜2年は毎月1回定例化して開催の予定である。
テーマは毎回違うものを用意するつもりだが、参加者からの希望事項をテーマにすることもありうる。


始めたばかりなので、まだ活発な意見交換はできていない。
なるべく多くの人たちの意見を盛り込み、発信していこうと考えている。

第3回は、11月9日(水)午後7時より、パルティせと 4階大会議室で開催の予定である。




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2011年09月28日

衣食足りて

先の東日本大震災について、国の復旧・復興に対する諸活動はなかなか進んでいないように感じる。実態は違うのかもしれないが、報道によれば「復旧・復興活動の遅れ」を指摘していることが多いようだ。
それに比べて民間レベルの支援活動はとても活発のようだ。
マスコミによる報道が一層拍車をかけているように思う。

阪神大震災以来、日本にボランティア活動が定着し始めたというのが一般的な見方である。
身近な人の中でも、ボランティアに参加した人が増えている傾向にあり、その動きは若者に顕著のようである。


日本人がお互いに助け合う精神を持っていること誇りを感じ、これがもっと広がっていくことを願っているところである。

さて、このボランティアに若者を駆り立てるものは一体何か?
「日本人の持つ精神性」ということもあるが、時代背景も大きく影響しているのではなかろうか。

少し前(9月12日)になるが、日本経済新聞に「若者の意識高まる」「社会貢献できることから」という記事があった。
冒頭、次のように述べている。
《東日本大震災から半年。誰かの役に立ちたいという社会貢献意識が若者の間で高まっている。直接、被災地に支援に行けなくても、自分ができる範囲で行動を起こしたり、身近で出来るボランティア活動に参加したりする若者が増えている。》

記事では、若者たちが社会貢献活動(あるいはボランティア活動)に何故積極的なのかは殆んど言及されていなかった。
「いい風潮である・・・」という論調だった。
理由らしき言葉として、「アクロス」の高野編集長のコメントが載っていた。

『今の若者は物質的欲求よりも、仲間と一緒に何かをすることで充実感を得たいという欲求が強い。それが今、震災支援を含めた社会貢献活動なのだろう』・・・と。

私は、若者の欲求が「昔と違う」という点に注目している。

昔(私が若者であった時代)は、まずは衣食充足ということもあり、《衣食足りて礼節を知る》といった。
今は生まれた時から衣食は足りており、その上で何か?ということになる。
それが、「仲間と一緒に何かをして充実感を得る」、これで良いのだろうか?

社会貢献がいけないはずはなく、その行動は褒められるものである。
されど・・・である。


現象を見ていれば問題視することはないかもしれない。

願うのは、社会の一員として、一人前の人間となってもらうために、ボランティア活動を通し、多くを学んでもらいたいということである。



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2011年09月24日

社会起業家

10年ほど前から興味を持っていることの一つに「コミュニティビジネス」がある。

「コミュニティビジネス」とは、地域などにおけるニーズや課題に対応するための事業のことで、主に地域の人材、ノウハウ、施設、資金などを活用することで地域を活性化させ、雇用を創出したり人の生きがいなどをつくり出すことが主な目的にしていることが多い。

私は、このコミュニティビジネスを会社の人事制度と結びつけ「ワークライフバランス」を実現しようと考えたことがある。
残念ながらまだ具現化できていないが、いつかプログラムとして提案したいと思っている。

まだ、概念が定まっていないこともあり、いろいろな表現でこの事を説明している。
「社会起業家」というのもその一種だと思う。


今月7日の日本経済新聞夕刊に、『震災で社会起業家に存在感』という記事があった。

《東日本大震災の復興支援では、多くの「社会起業家」が活躍している。コミュニティーの再構築、福祉・教育などの問題に取り組む、特定非営利活動法人(NPO)の代表や企業経営者らだ。行政だけでは解決できない社会問題が増えるなか、彼らの存在が注目を集める。》

この活動が、震災を機に日本に根付くか?という視点で構成された記事だった。

記事中に「社会起業家」の解説があった。
《福祉・教育など社会問題の解決を目的にしつつ、ビジネスといても成立させる起業家のこと。形態NPO法人や株式会社など。一般的には行政の補助金に頼らず、出資や融資を受けて事業を運営する。

バングラディッシュのムハマド・ユヌス氏が貧困解消に取り組み、2006年にノーベル平和賞を受賞したことで、存在が広く知られるようになった。日本でも、20代、30代前半を中心に社会起業家が育ちつつある。》


実例としてインドの社会起業家の活動を紹介している。
トラベル・アナザー・インディア最高経営責任者(CEO)ゴウタミ氏(42歳)の話である。

『ビジネスと社会貢献は車の両輪で、どちらが欠けても継続しない。私はまずビジネスから発想した。都会で中流上位層が増えて国内旅行のニーズが高まっており、そこにビジネスチャンスがあると考えた。』

『しかし、営利のみを追求するのではなく、地域社会に収入をもたらす仕組みを作りたかった。地元の有志が主体となって観光ベンチャーを設立し、地元住民を適正な賃金で雇用し、手工芸品などを販売することによって自立的な経済成長がが可能になる。』

『我々はコンサルティングやマーケティング、社員教育などの支援を行っている。』

『例えば西部の町ホドカでは、土壁のゲストハウスなどに泊まってもらい、近隣の遺跡やビーチを楽しんでもらう。年間1600人の観光客が訪れ、村では観光収入をもとに女子教育も始まった。2014年には国内35ヵ所以上に拡げ、現地に1億2000万円ほどの収入をもたらしたい。』


いろいろな事例を見たり、参考文献を読んだりして感じることは、その人(当事者)が、どれくらい「世のため人のために貢献しようとしているか」、にかかってくる。

世のため人のためという思いの「強さ・熱さ」が一番のポイントだと思う。
「貢献熱」とでも言っておこう。

大震災の復興支援を通じ、こうした活動の根付くことを願っている。




posted by 伊藤保徳 at 15:42| Comment(0) | 社会貢献 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月07日

職業奉仕

私の所属する瀬戸北ロータリークラブでは、昨年度から「職業奉仕アワー」と称し、会員による短いスピーチが行われている。
ロータリークラブでは、いくつかの奉仕活動を目指しているが、その中で最も基本的な奉仕活動を「職業奉仕」とよんでいる。(基本的というのは私の認識・・・)

ロータリークラブは毎週例会が行われ、この例会のへの出席が一番の義務とされている。(と、私は聞いている。)その例会ではメンバー同士が昼食をとりながらの情報交換や卓話(講話)を聞いて勉強したりしている。

入会に当たって思ったのは、70名ものメンバーがいるのでいろいろな分野の話が聞ける、ということだった。しかし、それは期待はずれで、卓話もメンバー以外の人が大半であった。

いろいろな職業の人が集まっていることがクラブの特長でもあり、メンバーの「職業」(あるいは事業)に関する話を聞くことはとても貴重である。

こういう思いを持っていた私にとって「職業奉仕アワー」は大歓迎であった。
10分間のスピーチであり、職業の概要説明だけで終わってしまうことが少なくないが、それでも勉強になる。

本来ならば30分くらい時間をかけ、職業の概要はもとより、属する業界の特性や将来課題などの経営課題。あるいは、ご自身の職業観とか経営哲学なども・・・。そして、その職業を通じてどんな社会貢献をしているのか、しようとしているのか。

準備に大変かもしれないが、一度自社の歴史や創業の精神などを明らかにしておいた方がいいように思う。
また、「職業奉仕とか、職業を通じた社会貢献」などについて考えるいい機会になると思う。


会社の中にあっても同じことがいえる。
事業活動の中で自身が担当していることはほんの一部である。
しかし、会社としては商品やサービスの提供を通じて社会に役立っているのだ。
(社会に必要とされている事業だからこそ継続しているといえる。)

その認識を時には確認すると良い。
まさに「職業奉仕」を認識することである。

部下を持つ人には、是非こうした考えをもってもらいたいものである。


仕事は、「世のため、人のため」に行っていることを強く自覚したいものだ。


posted by 伊藤保徳 at 12:16| Comment(0) | 社会貢献 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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