2013年02月26日

善悪の中間

作家の曽野綾子さんは注目している人の一人である。

歯に衣を着せぬ「ズバリ!」の直言に好感を持っている。
ブログでも何度か紹介をしているが、常に、「次は何を切ってくれるのか」楽しみである。

そんな曽野綾子氏の著書が紹介されていた。
(産経新聞2月24日、読書欄)

『この世に恋して』という曽野綾子自伝である。
とても興味深い。

80歳を過ぎた今も、月に400字詰め原稿用紙120枚は書いているという。
毎日4枚ということは凄い。

執筆活動はほぼ60年。
今までに書いた原稿は15万枚以上に及ぶというが、その作家人生を振り返ったのが『この本』だそうだ。

本欄での紹介文の「見出し」は、《人間すべて善悪の中間》であるが、その意味を氏が説明している。

《小説の他、エッセーや社会時評も多い。
一貫しているのは、偽善を嫌う直言だ。
その発言はときに議論を呼ぶが、あまりギスギスした展開にならないのは、そこにユーモアと、曽野さん一流の人間観があるからだろう。

「今の世の中が幼いと思うのは、すぐ善い人か悪い人かに分けたがるところ。
すべての人間はその中間だという認識がないと、私は不安でしょうがない。
善くて悪い、悪くて善い人間を描く」

この世には、善いだけの人も悪いだけの人もいない。神ならぬ身、人は誤り、罪を犯す。
だからどんな相手に対しても、人格否定はしたことがない。
批判はすべて具体的な発言や、行動についてだ。》(以下略)

とてもわかりやすい「人間観」だ。

「人を正しく見る」とは、こういうことをいうのだろう。


posted by 伊藤保徳 at 09:22| Comment(1) | 言葉・文章 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
デジタル腕時計
Posted by 腕時計 at 2013年07月30日 14:15
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