2012年06月03日

日本の競争力低下

5月31日の日本経済新聞(夕刊)に、『日本の競争力2位に低下』という見出しがあった。

1990年代に入ってからの日本は、それまでとは大きく異なり、あらゆる面で評価を落としている。
天地の差である。
従って、「競争力が下がった」という見出しも、大きなインパクトにはならないが、「27位」ということに注目した。
そんなに低いのか?という印象である。

記事は、スイスの有力ビジネススクール(IMD)が発表した『2012年世界競争力年鑑』の内容紹介である。日本の総合順位は前年より一つ低い、27位であったとのこと。
調査対象は59ヶ国・地域。

まずはベストテンは次の通り。
@香港
A米国
Bスイス
Cシンガポール
Dスウェーデン
Eカナダ
F台湾
Gノルウェー
Hドイツ
Iカタール

意外に思ったのは、F台湾とIカタールである。
中国や韓国が何位かといえば、共に日本より上位で、22位韓国、23位中国であった。
前年に比べ、韓国は同位だが、中国は19位から23位に順位を落としている。
中国のマイナスポイントは何か、興味のあるところだが、記事では触れられていなかった。

さて日本だが、順位が下がったのは「エネルギーを中心とする基礎インフラ分野」の順位が、前年の20位から32位に落としたのが一番の要因のようだ。

それ以外で低い順位の分野は・・・
「政府の効率性」、特に公的債務の水準は59位(調査対象国中、最下位)とのこと。
客観的に見れば赤字国債で国家予算を何年も組んでいることは異常である。

IMDのエコノミストは・・・
《日本の電力インフラへの評価は福島第1原発の事故を契機に急激に低下したと指摘。今後日本の取り組むべき課題として「東日本大震災後の経済・社会の再建」「税と社会保障の一体改革」「エネルギー・環境戦略の改革」などを挙げた。》とある。

これを見ると、政府が今取り組んでいることばかりである。
「やるべきことはわかっているし、その方向に進もうとしている。」
問題は、そのスピードではなかろうか?

「国策を議論するより政局論争が優先」
「政治家と官僚の駆け引き」(常に既得権益を守ることばかりを考えている政治家や官僚のことを国民は知っている。国や国民のことより、自分たち優先の行動である。)

こんな状態では、来年更に順位を落とすことになる。

posted by 伊藤保徳 at 09:27| Comment(1) | 言葉・文章 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>戸賀崎智信(AKB48G劇場支配人)・・・ピーターJダダモ『NEW血液型健康ダイエット』 皆様へ小さなご連絡。
Posted by 熊田曜子 ダウン症 at 2013年07月07日 15:47
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