2012年03月02日

涙が抑え切れない

毎月第一土曜日は「木鶏クラブ」の定例勉強会である。
内容は月刊誌『致知』を読み、その感想を披露し出席者と意見交換をする、というものである。
今年の7月で4年になる。

『致知』の購読は、20年以上になるが、毎月送られて来ても開封もせず、ただ積み上げていた頃もあったが、瀬戸木鶏クラブを発足させてからはかなりしっかりと読むようになった。
勉強会において、この予習の質がモノを言う。

しかしながら今回はいろいろな出来事があり、昨日現在で殆んど読んでいない状況だった。

今日は、終日自宅で片付けをしようと思っていた。
朝から雨。
これは絶好の読書日だと考え、『致知』3月号を読み始めた。

今号の特集は「常に前進」であり、表紙の顔写真はなでしこジャパンの佐々木監督である。

最初の方だけは目を通していたが、改めて目次を眺め、「魅かれたタイトル」から読むことにした。

「常に前進、常に挑戦」
「我が闘魂は尽きず」
「養生のバイブル『老人用養草』が教える生涯元気に生きる法」
「人は転んで起きて人生を積み刻んでゆく」
「歴史が教える日本人の生き方」
「なでしこはかくて世界を制覇した」などなど・・・

興味の湧くタイトルが並んでいる。
どれから読むか迷うものである。

三番目に読んだ記事(「人生は転んで起きて積み刻んでゆく」)には泣かされてしまった。
涙を抑え切ることができなかったのである。

記事の冒頭に次のリードがある。

《人は何のために生き、何のために働くのか。
この人生の命題を問いかけて「いのちをみつめる」ことを説く鈴木中人氏の活動に、教育や企業の現場で共感の輪が広がっている。
活動の原点となった亡き愛娘からのメッセージを交えながら、、人生で本当に大切なことを掴む上での心掛けについて、氏の考えを語っていただいた。》・・・とある。

内容は、3歳の時に発病し、治療の甲斐なく6歳で旅立ってしまった愛娘景子さんの「闘病生活」を通して、親としての悩み苦しみながら、心の折り合いをどうつけてきたのか、そして今、命を見つめることの重要性を感じ活動をしているというもの。

死を感じているはずの幼児が、どうしてこんなに頑張るのか?
とても理解できなかったようだが、景子さんの気持ちになって始めて気付かれたことがあったようだ。

その一節は原文のまま紹介する。
《景子は死ぬ。すべてが無駄になる。どうして頑張るのだろうか?私は何度もそう思いました。間違いでした。景子は決して死んでいく子ではなく、いまを精一杯生き抜いている子でした。

いまできることを一所懸命やり抜くことで、いのちはいっぱい輝く。その輝きは死んでもなくならない。そして、逝く人と、いまをともにいとおしむ。それが尊いものを導いてくれることを景子は教えてくれたのです。》

こういうことに気づくことが凄いと思う。



posted by 伊藤保徳 at 15:56| Comment(4) | 言葉・文章 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 おはようございます。

先日は嬉しいご批評をいただきありがとう
ございました。

今朝 農園の方が見えたので、伊藤様の言葉
をお伝えしました。

「そうなあ。」と嬉しそうに言われました。

やはり自分の有機農法にこだわりをもってみえるので、良きにつけ悪きにつけ いろいろな批評が これからの糧に繋がるようです。

話しは変わりますが、今月より「出水木鶏会」が発足します。
先日 致知出版社から案内状が届いていました。
この近辺に「木鶏会があったら...」と以前から思っていましたので、実に嬉しい便りでした。

私自身にとって、このような会に参加するのは初めてのことなので 少々不安もありますが、初めの一歩を踏み出さないと二歩目に繋がらないのですよね。


伊藤様のブログで「木鶏会」での勉強会の様子を紹介していただいているのであまり深く考えないでのぞいてみようと思います。

もしかしたら 顔見知りの方もみえるかも..

ついつい私事を書いてしまいましたが、これからも参考にさせてください。               










 
Posted by 東 美保子 at 2012年03月12日 09:08
東さんこんにちは。
コメントのお礼が遅れて申し訳ありませんでした。

「出水木鶏会」が発足するとの事ですが、私がよく紹介している「木鶏クラブ」のことでしょうか?

「木鶏クラブ」ならば『致知』に紹介されると思い見てみましたが見当たりません。

誌上紹介はこれからなのでしょうか?

参加の感想などお聞かせいただければ幸いです。今後ともよろしくお願いします。

Posted by 伊藤保徳 at 2012年03月20日 14:02
私は日頃、文字を目にすることは多い方だと思います。
文章を読んで「涙が抑え切れない」に一番に思い浮かんだ言葉はクラウディアです。

致知の2005年3月号に掲載された蜂谷彌三郎氏と中條高徳氏の対談記事を読んで、涙が抑え切れませんでした。

普段、涙を流すことは有りませんが、この時ばかりはポロポロと涙があふれました。

シベリア抑留から37年間一緒に生活したロシア人妻クラウディア、生き別れて51年間待ち続けた日本人妻、久子、三人の運命に涙があふれました。

致知には読んでいるだけで涙が流れる記事が多いですね、涙を流し、また一つ自分の奥底にある汚れを洗い流して綺麗になっていくものと思っています。

Posted by 小島 修 at 2012年04月21日 13:48
小島様、コメントをありがとうございました。

ずいぶん前の記事が思い出されるのは、とても強い印象を持たれたからなんでしょう。

「致知」にはそういう記事が多く、人生の糧として勉強させてもらっています。

今後ともよろしくお願いします。

Posted by 伊藤保徳 at 2012年04月24日 06:22
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。